前言

中国にカメラメーカーはなかった?

今日本で販売されている電子機器の多くに「MADE IN CHINA」の表示があります。カメラ(デジカメ)も例外ではありません。だから「中国にカメラメーカーはなかった 」と言えば意外と思われるかもしれません。

台湾には自力でデジカメを開発できるメーカーが多数存在します。日本やアメリカのブランドを持つデジカメも(特に安価なものは)製造だけでなく開発も台湾のメーカーが行っている例が多くあります。ところが中国は各社が開発したデジカメの製造は行うものの、自力で開発しているメーカーはないという状態が長く続いていたのです。数年前に中国独自ブランドを謳うメーカーが現れたのですが、実際の製品開発は台湾が行っていました。

この現状を憂い、何とか中国独自開発のデジカメを世に出せないかと考えた人がいました。フィルムカメラの時代、上海にSeagull(海鴎・かもめ)というブランドを持つカメラメーカーがありました。中国人、そして日本のカメラマニアにとっては懐かしい名前です。彼は相当な投資をしてこのカメラメーカーを近代化し、新生Seagullとしてデジカメ開発を開始しました。

そして2014年末、一号機となるCK10を完成させ、「中国のカメラ(デジカメ)メーカー」の歴史をスタートさせたのです。

 

Seagull(海鴎) CK10

 

評価すべきはその心意気

2015年現在、市販されているデジカメは極めて高性能で、新規メーカーが参入するのは非常に困難です。また、既に工業製品の国際協業体制が確立している今、中国で開発・製造を行っても安くできるわけではありません。折しもデジカメ産業は猛烈なリセッションの最中にあります。そんな逆風の中、Seagullは敢えて出航しました。

今Seagullカメラに求めるべき物は、自力で物を作ろうとするエンジニア達の心意気です。

独自メーカーである気概はカメラの独特な外観デザインや機構に現れています。

 

Seagull(海鴎) CM9(開発中)

 

日本では安原製作所がお届け致します

弊社は新生Seagullプロジェクト開始時からの付き合いがあります。その縁でSeagull社製品の日本での販売を担当することになりました。取扱製品の詳細については順次発表致しますので、このページをチェックして下さい。

 

 

Seagll本社工場全景(中国・上海)