恐るべきユダヤ人

 

明らかに異常な比率

映画界の大物にユダヤ人が多いということは昔から聞いていた。スピルバーグがユダヤ人なのは有名なことであり、ウディ・アレンなどはユダヤ人が看板である。ただこの「何々には何々人が多い」という主張は往々にして統計学を無視したものが多い。理系の私はまず単に話し手の主観なのではないかと疑ってしまう。

さて、インターネットの発達により今では映画人の出自・経歴などあっというまに調べることができるようになった。ここで私はユダヤ人の比率に震撼することになる。特に監督について。絶対的な比率は計算できなが(どの程度の人を「映画監督」と呼べるか曖昧だから)、私が重要視する映画監督の中にこれでもかというほどユダヤ人がいるのだ。

ちなみに米国でのユダヤ人比率は2パーセント程度で、これはトップクラス。他の国(もちろんイスラエルを除く)ではそれよりずっと少ない。普通に考えれば、ユダヤ人監督などめったにいないことになる。

 

そもそもエイゼンシュタインが

近代映画の祖であるエイゼンシュタインがユダヤ人だと知ったのはつい最近のことである。私は彼をロシア人とのみ意識していた。

そしてフリッツ・ラングがユダヤ人と知るに至って愕然とした。まさかナチス・ドイツ時代の作家が、という驚きである。そしてスタンリー・キューブリックもユダヤ人だったとは。ロボットマリアもモノリスもユダヤ人の産物だったのである。同じスタンリーでも、スタンリー・ドーネンは違うだろうと調べてみると、何と彼も両親がユダヤ人の「純血種」だった。ロバート・ワイズもユダヤ人。この段階で既に統計学など無視して「ユダヤ人ばかり」と言いたくなる。

喜劇ではマルクス兄弟もユダヤ人だし、アニメではフライシャー兄弟がユダヤ人である。もし彼らがいなければ映画史に巨大な穴が空いてしまう。

 

俳優には理由があるが・・・

ダスティン・ホフマン、ジーン・ハックマン、ピーター・フォークはユダヤ人。皆私のお気に入りである。ちなみにスターウォーズに出演している俳優はハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、ナタリー・ポートマンがユダヤ人なので、かなりユダヤ人偏重である。

俳優は顔が見える商売なので、ユダヤ人が「性格俳優」となる理由はわかる。特に上記の男優については、アングロサクソンには出せない雰囲気を売り物にして成功を手にしているのだ。しかし、映画監督にユダヤ人が多い理由はわからない。「ショービジネスにはユダヤマネーが多く関わっている」などと言う人もいるが、説得力に欠けると思う。ウディ・アレンやロマン・ポランスキーは別にして、ユダヤ人を表に出していない作家も多数いる。

映画界のユダヤ人比率について明確な答えはないと思うが、私は最近では新しい才能を見つけるたび「ユダヤ人かも」と思ってしまう。それほどこの民族が映画界に残した物は大きい。

 

 

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