幻のダンボールカメラ (1)

話題にはなったが、市販されず

2012年頃だったと思う。スウェーデン発祥の大規模家具チェーンIKEAが展示会でデジカメを配ったということが話題になった。どこかの安物デジカメにIKEAロゴを付けて配ったのなら話題にもならないのだが、IKEAのデザイナーがオリジナルに作ったもので、しかもダンボール製だというので耳目を引いた。私も市販されたら1つ欲しいと思っていたが、結局市販されず幻のカメラになってしまった。

これが最近Ebayに出品されていたので、手に入れることができた。出品元はスウェーデンで、しかも新品が5個あるということだったので、出品者はIKEAの関係者ではないかと推測している。

 

   
 
KNÄPPA紹介ムービー
 
     

 

 

買ってでも欲しいノベルティグッズ

本品はノベルティグッズであり、IKEAがデジカメ業界に参入しようとして作ったものではない。今時魅力のないノベルティグッズなどはタダでも受け取ってもらえないが、これはお金を払ってでも手に入れたい品だ。

せっかく作ったのだし、デザイン完成度が高く魅力的なのだから、安く(3000円以下ぐらいか?)IKEAの店に並べておけば人寄せにはなったと思うが、初めから市販は考えていなかったのだろう(量産や販売は何かと面倒ですから)。さてこのKNÄPPAだが、「キナッパ」と発音する。但し「キ」は日本人には難しい発音である。

 

未開封のKNÄPPA、パッケージのダンボールの中にもう一つダンボールの小箱が入っているようだ。透明フィルムでシュリンクされている。

 

前面(プラスチックのボルトは外しています)。IKEAマークの下にあるのが電源ボタン兼レリーズボタン。レンズ右側にある穴は「ここをクリップの先で押せば画像が消去されます」と絵文字で表している。左上の基板延長部をUSBポートに挿してPCに接続する。

 

背面(プラスチックのボルトは外しています)裏の絵は「説明書はカメラ内部にPDFデータで入っていますよ」ということを表している。その説明書がこれ。日本語を含む29ヶ国語で書かれている。ここまできっちりできているのならやはり市販してほしかった。

 

展開した状態。左のメイン基板をダンボールでくるんでプラスチックのボルトで固定するという基本構造。メイン基板はカメラの構造材を兼ねているので、厚さが2mm以上もある。(現代の電子機器ではこんな厚い基板はまず使われない。)

 

裏面から見たところ。基板の延長部(下に飛び出した部分)はUSBポートに直接挿す。

 

基板に付いている銀色の部分がスイッチ。いわゆる「ペコスイッチ」と呼ばれるもので、中央部を押せばONになる。

 

せっかくなので、IKEAで売っているIKEA柄の単4電池を入れてみる。

 

 

撮影準備完了

 

 

第2話に続く

 

 

 

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