ANTHYのコンセプト

 

ANTHY35(試作品) +SONY α7Ⅱ (1/1600s F1.8 ISO100) (クリックで元画像が開きます。)

 

 
20年経って原点回帰したカメラとレンズ
 

20世紀(前世紀)はフィルムカメラの時代でした。主に使われるフィルムは135フィルム(いわゆる35mmフィルム)で、撮影画像サイズは24mm x 36mmと決まっていました(それ以外は例外です)。この24mm x 36mmを「フルサイズ」と呼びます。

21世紀になりデジタルカメラが主流になり、フィルムカメラは消えてゆきました。デジカメ(特にレンズ交換式カメラ)の撮影画像サイズがフルサイズのままであったなら物事はスムーズにはこんだのですが、当初はそのように大きなセンサーを安価に作ることができなかったため、一回り小さなセンサー(APS-Cやフォーサーズ等)が用いられました。やがてミラーレスカメラが登場しましたが、センサーのサイズは小さいままでした。

 

フィルムの時代が終わってから20年が経った今、各社からフルサイズのセンサーを持つレンズ交換式カメラが発売されるようになりました。撮影画像サイズが原点回帰したわけです。同時にミラーレスカメラの技術的進歩が進み、徐々に一眼レフカメラを駆逐しようとしています。弊社は今まで小さなセンサーサイズのミラーレスカメラ向けにレンズを開発してきましたが、現状に鑑み、フルサイズのミラーレスカメラ向けに新たな製品ラインアップを構築することにしました。そのシリーズ名がAnthyです。

AnthyはYASUHARAのアナグラムです。

 

 
ANTHYが目指すもの
 

「フルサイズセンサーを備えたミラーレスカメラがあれば、過去の(フルサイズ)フィルムカメラ用交換レンスはすべて使える」というのが多くの写真ファンの描いた夢でした。事実ミラーレスカメラの多くはアダプターを介して多くの古い交換レンズを取り付けることができます。しかしデジカメ時代になって20年が経ってしまいました。古いレンズは経年劣化もあり、設計技術や製造技術も古く、わざわざ使う意味は薄れてきました。やはり現在のデジカメに最適化し新規に作られたレンズを使うべきです。

現代はレンズの設計・製造技術が進んだためミラーレスカメラ本体と一緒に売られているいわゆる「キットレンズ」と言われるもので十分な性能が得られます。キットレンズの多くは広角系のショートズームで、ある程度のマクロ撮影もでき、オートフォーカスや絞り駆動の機構が組み込まれ、光学式手ぶれ補正機構を備えているものも多いです。要するに普段使いするには申し分のない万能レンズなのです。レンズ交換式のカメラを買ってもキットレンズだけで撮影している人も多いと思います。

しかしせっかくレンズ交換式なのですから、特別なレンズで特別な撮影スタイルで撮ってみたいものです。この場合、何でもできる便利な機能が邪魔になることもあります。たとえば絞り優先AEでマニュアルフォーカス撮影をすることを考えて下さい。オートフォーカス用レンズはマニュアルフォーカス操作が快適とは言えません。昔ながらの大きく適度な回転抵抗を持つピントリングでレンズを直接駆動させる方がはるかに快適なのです。絞りも絞りリングをレンズ側に設置する方が直感的に操作できます。要するに昔ながらの(本来の?)ポジションの方が快適に撮影できるのです。

Anthyで目指すのは、撮影スタイルの原点回帰です。 左手でフォーカスと絞りをコントロールする、フィルムカメラの時代には当たり前だったエレガントな所作の復興です。万能性や自動化はカメラメーカー製のレンズに任せて、マニュアルでじっくり撮ることに特化させているのです。

 

ANTHY35(試作品) +SONY α7Ⅱ (1/60s F1.8 ISO3200) (クリックで元画像が開きます。)

 

 

 
撮影スタイルは原点回帰、そして現代のカメラに対応する十分な性能
 

昔ながらの快適なマニュアル撮影スタイルが得られても、肝心の画質が良くなければ意味はありません。ANTHYは現代のレンズ設計・製造技術を用いてフルサイズミラーレスカメラに対しても十分な性能を提供します。

このページに掲載したサンプル写真はANTHY35(試作品)で撮られたものですが、十分な性能を持っていることがおわかり頂けると思います。特に単焦点レンズならではの素直なボケ味を御覧ください。ズームレンズでは得難い美しさです。また、ANTHY35は焦点距離が35mmと広角系ですが、ディストーションもほぼゼロなので、「標準レンズ」として広くお使いいただけます。

 

ANTHY35(試作品) +SONY α7Ⅱ (1/2500s F1.8 ISO100) (クリックで元画像が開きます。)

 

 

 
素直に作れば、素直な良い画
 

 

 

ANTHYはマニュアルレンズなので、モーター駆動のための極端な小型化や軽量化が必要ありません。「良いレンズは、多くのエレメントを使って光を少しずつ曲げるように作る」という基本に忠実な設計をしています。もちろんミラーレスカメラの短いフランジバックを利用し、一眼レフ用レンズではできない専用設計をしています。

 

 

 

各ANTHYレンズの詳細は追って発表致します。しばらくお待ち下さい。

 

 

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